IT初心者ですが、ITパスポート試験に独学で1発合格しました。ITパスポート試験を受けるときに、役立つと思った情報をご紹介します。
ITパスポート試験の概要から、試験勉強、実際の試験当日の様子や持ち物、合否判定と合格証書を受け取るまでを時系列で書いていきます。
特に独学でITパスポートに挑戦するなら、参考になる点が多いかと思います。
ITパスポート試験とは?
まず、ITパスポート試験の概要をご紹介します。
ITパスポート試験を受ける意味や、資格としてどうなの?という点を考え見たことをご紹介します。
試験を受けるメリットは?国家試験?
ITパスポート試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。
ITパスポート試験に合格すれば、ITに関する基本的な知識を持っていることを正式に証明できます。と言っても、現状では社会人の場合は何かしらの業務に必須になることは少ないですし、就活で有利になるような強力な資格ではないと感じます。
あえて『現状』と書いたのは、国家試験なので今後パワーを持ったり、IT化が加速すると必須になったりする可能性もあるからです。
現状ではパワーがない資格試験だとしても、国家試験に合格するというのは、一つの大きなメリットだと思います。
GbunはITパスポート試験のための勉強過程で、幅広くITの事を学べ知識を得たことがメリットだと考えています。
- ITパスポート試験は国家試験
- 国家試験に合格することは、メリットしかない
- 現状では強力なパワーはない
ITパスポートの難易度は?
ITパスポート試験は、IT関連の資格の中で比較的易しい試験と言われて、合格率は50%ほどです。
- 30年4月~31年2月・・・52.2%
- 28年4月~29年3月・・・48.3%
- 27年4月~28年3月・・・47.4%
ただし、細かく見ると社会人と学生では、合格率は学生の方が低いです。
これは出題範囲の関係で、ITパスポート試験として出題範囲が幅広いという特徴があるからです。
ITパスポート試験は、ITに関する基本的な知識、企業活動、経営戦略、会計、法務など、『会社』に関係することが幅広く出題範囲になっています。社会人として必要な知識が身につく試験と言い換えることができます。
会社で働いている社会人は、業務の中で身につけた知識がITパスポート試験に役立つことも多いので、学生よりも合格率が高いと予測できます。
月に数回試験がある!変更もOK
よく国家試験は1年に1~2回の物が多いですが、ITパスポートの試験は全国の試験会場で月に数回実施しています。
ITパスポートの試験は、CBT式と言ってパソコンを使った試験で効率的なので頻繁に実施することができます。ちなみに、試験後の採点も一瞬です。
さらにとても便利なのが、試験に申し込んだ後でも、3日前までならオンラインで何度でも試験の日程を変更することも可能です。試験日を変更できるので、安心して申し込めます。
ITパスポート試験の勉強法
IT初心者でしたが、ITパスポート試験に独学で合格した勉強法をご紹介します。
独学のスケジュール
日 程 | 勉強内容 |
3週間~4週間 | テキストを読む。出題範囲の概要を知ることが目的。 |
2週間~3週間 |
テキストにマーカーを入れながら理解する。 覚えるポイントを抑える。章末問題実施。 |
1週間~2週間 | シラバス をチェックしながら、テキスト確認。過去問実施。 |
1週間~当日 | 近年の問題から過去問実施。 |
2021年4月の試験からはVer.5.0となります。⇒「ITパスポート試験シラバス(Ver.5.0)」
2~3週間前くらいから、真剣に取り組みました。
独学で選びたい参考書3冊
まずは、自分に合ったITパスポートの参考書を手に入れるところからスタートしました。
ITパスポートの出題範囲は広く、知らない言葉を理解するところから始めました。
- ストラテジ系(経営全般):35問程度
- マネジメント系(IT管理):20問程度
- テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格するためには、総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であることが必要であり、得意分野で点数を稼いでも苦手分野が基準以下の低得点では不合格となってしまいます。
幅広い知識を網羅的に勉強するには、ITパスポートの参考書を読みこむ必要があります。
おすすめの参考書をご紹介します。
独学におすすめ参考書 | おすすめの理由 |
ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集 |
・シラバスの内容を徹底的に学べる。 ・模擬CBC試験で過去問ができる。 |
徹底攻略 ITパスポート教科書+模擬問題 |
・暗記しやすい工夫がされている。 ・スマホを単語帳にできる。 |
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート |
・イラストが豊富で飽きない。 ・説明文が分かりやすく書かれている。 |
Gbunが選んだ参考書は、ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集です。ITパスポート試験に合格するのはもちろんですが、しっかりとした知識を身に着けたいと考えていたので徹底的に学べる本を選びました。
スキマ時間にスマホアプリで過去問
移動中などの空いた時間を有効活用するために、スマホのアプリで過去問を解きまくりました。
過去問をすることで、自分の弱点にも気づきますし、うろ覚えの部分を再度覚え直すことができます。参考書のテキストを読んでわかっていた気になっている部分を、確認するのに過去問はピッタリです。
さらに、ITパスポート試験内容は年々バージョンアップしているので、過去問を解くことで試験の傾向をつかむことができます。
使ったのは一問一答というアプリで、無料版を試して良かったので有料版を取り入れました。
広告があると気が散ってしまうタイプなので、広告がないこのアプリはピッタリでした。
さらに解説が細やかなので、知らない言葉を覚える単語帳としても利用しました。
試験当日の持物と様子
ITパスポートの試験当日は忘れ物に注意しましょう。必ず持っていく物は2つです。それ以外の不要な物は、試験会場には持ち込めません。ロッカーにしまうことになるので、あまり大きなカバンや多くの荷物で行くとロッカーに入らずに苦労します。
- 確認票(紙で用意)
- 本人確認書類(免許証やパスポート)
合格証の受け取りまでの流れ
ITパスポート試験を受けて、合格証書が届くまでの流れはザックリこんな感じです。
- CBT試験終了後、画面上に点数が表示される
- 試験から数時間経つと、webで試験の点数が確認できる
- 試験1ヶ月後、サイトで合格発表される
- 試験2ヶ月後、合格証書が手元に届く
合格証書は症状のような見た目で、経済産業大臣の名前で発行され、ITパスポート試験に合格したすべての人に郵送で届きます。
会社や学校に提出する合格証明書とは別物という点に注意が必要です。
合格証明書の取得方法
合格証明書が必要な場合は、手続きを行い交付を申請します。
合格証明書の入手方法のステップは3つです。
- 合格証明書交付の手数料を支払う
- 申請書を情報処理推進機構に郵送する
- 合格証明書が郵送で到着する